【完全版】Mac標準機能だけでブログを「音声化」する最短ルーティン(TTSサイト不要)
- teru44

- 1 日前
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更新日:14 時間前
🎧 音声で聴く(約4分)
※AI音声による読み上げです
「ブログ記事を音声でも聴けるようにしたい」。そう思ってTTS(読み上げ)サービスを探すと、文字数制限があったり、有料だったり、音質がイマイチだったりしませんか?
実は、Macユーザーなら標準機能の「sayコマンド」を使うのが最強の解決策です。
この記事では、私が実践している「Macで音声を爆速生成し、DaVinci Resolveで聴きやすい声に仕上げる」全手順を公開します。
この記事はこんな人におすすめ
ブログ運営者・動画制作者:コンテンツの音声化を低コストで行いたい
効率化オタク:毎回サイトにログインしてコピペするのが面倒な人
ゴール:4分で「聴けるレベルの音声」を作って記事に貼る
第0章:いきなり結論(コピペ用ショートカット)
「理屈はいいから今すぐやりたい」という方は、以下の手順だけ覚えて帰ってください。
前提:読み上げたい文章を script.txt という名前で保存し、Downloads フォルダに置いておくこと。
音声生成 3ステップ(ターミナルに貼るだけ)
Bash
# ① 生成(読み上げ)→ AIFF形式で保存
say -v Shelley -f ~/Downloads/script.txt -o ~/Downloads/narration.aiff
# ② 変換(AIFF → m4a/AAC)※スマホ・YouTube・編集で扱いやすい形式
afconvert -f m4af -d aac ~/Downloads/narration.aiff ~/Downloads/narration.m4a
# ③ 再生チェック(生成されたファイルを開く)
open ~/Downloads/narration.m4a
これだけで、ダウンロードフォルダに音声ファイル(m4a)が完成します。
第1章:準備編(ここだけ注意!)
もっとも多い失敗は「ファイル形式」です。これさえクリアすれば勝ったも同然です。
1. テキストファイルの作り方
Macの「テキストエディット.app」を使いますが、必ず「標準テキスト」にする必要があります。
テキストエディットを開く
メニューバーの「フォーマット」→**「標準テキストにする」**を選択
※これを行わないと、音声が「バックスラッシュ、アール、ティー、エフ…」と呪文を読み上げ始めます(RTF形式のコードを読んでしまうため)。
ブログの本文を貼り付ける
ファイル名を script.txt にして、場所を「ダウンロード」に保存
これで準備完了です。
第2章:生成編(Macの「say」を使いこなす)
「ターミナル」アプリを開いてください。(Spotlight検索で「ターミナル」と打てば出ます)。
黒い画面が出ても怖くありません。以下のコマンドを入力してEnterキーを押すだけです。
基本のコマンド
Bash
say -v Shelley -f ~/Downloads/script.txt -o ~/Downloads/narration.aiff
say:しゃべれ
-v Shelley:Shelley(シェリー)という声で
-f ...script.txt:このファイルを読んで
-o ...narration.aiff:この名前で書き出して
声のスピードを変えたい場合
「ちょっと早口だな」と感じたら -r(Rate)オプションを使います。
Bash
# 数字が小さいほどゆっくり(標準は180〜200程度)
say -v Shelley -r 170 -f ~/Downloads/script.txt -o ~/Downloads/narration.aiff
MP3じゃなくていいの?
Mac標準の変換コマンド(afconvert)は、最近MP3への変換が少し不安定です。
現在は m4a (AAC) がYouTube、スマホ、動画編集ソフトのすべてで標準的に使えるため、m4aでの運用を強くおすすめします。
第3章:トラブルシューティング(よくあるミス)
うまくいかない時は、だいたい以下の3つが原因です。
1. No such file or directory と出る
原因:ファイルが見つかりません。
対策:script.txt が本当に「ダウンロード」フォルダにありますか? デスクトップや書類フォルダに置いていませんか?
2. 変な記号やアルファベットを読み上げる
原因:ファイルの中身がリッチテキスト(RTF)になっています。
対策:第1章に戻り、「フォーマット」→「標準テキストにする」を行って保存し直してください。
3. イントネーションがおかしい
AI音声は、漢字の読み間違いや、変なアクセントになることがあります。
対策:全文を直そうとせず、**「その1行だけ直す」**のが最速です。
固有名詞はひらがなにする(例:「ダラス」→「だらす」)
アルファベットは読み仮名にする(例:「CSV」→「しーえすぶい」)
間が足りない → 句読点「、」を2〜3個打つ
第4章:クオリティアップ編(DaVinci Resolveで整える)
生成された音声はそのままだと「平坦」で「冷たい」印象になりがちです。また、サ行(さしすせそ)が耳に刺さることもあります。
動画編集ソフト「DaVinci Resolve」(無料版でOK)のFairlightページで、以下の処理をかけると劇的に聴きやすくなります。
【時間がない日】迷ったらこれ1つ
Vocal Channel(標準エフェクト)
プリセットから「Podcast」などを選ぶだけで、80点の音になります。
【こだわりたい日】プロ級チェーン(上から順に適用)
私が常用している「無料で最強の組み合わせ」です。
Techivation「T-De-Esser Plus」(無料)
役割:耳に刺さる「サ行」を抑える。挿すだけで効果あり。
Klanghelm「IVGI」(無料)
役割:アナログな温かみを足す(サチュレーション)。
設定:Driveを少し上げる。
Slate Digital「Fresh Air」(無料 ※要iLok)
役割:声の「抜け」と空気感を足す。
設定:Mid / Highを10%〜20%ほど上げる。
Dynamics(標準)
役割:音量を整える。
設定:リミッターをONにして、声が赤く(音割れ)ならないようにする。
音量の目安(ラウドネス)
Podcast・音声配信: -16 LUFS 前後
YouTube(BGMあり): 声は -14 〜 -16 LUFS 程度
第5章:ブログへの掲載・運用
完成した m4a ファイルはどうすればいい?
ファイル名のルール化
2026-01-25_記事タイトル.m4a のように「日付+識別子」をつけると、後で管理が楽です。
コマンド例:mv ~/Downloads/narration.m4a ~/Downloads/2026-01-25_blog_audio.m4a
アップロード
WordPressなら「メディア」にドラッグ&ドロップするだけ。
記事内に「音声プレーヤーブロック」として配置すれば、読者はその場で再生できます。
付録:おすすめボイスカタログ
ターミナルで say -v "?" と打つと全ボイスが見られますが、日本語のおすすめはこの3つです。
ボイス名 | 特徴 | 向いている用途 |
Shelley | 透明感、SFっぽい、少し人工的 | 技術ブログ、SFエッセイ、近未来的な話題 |
Kyoko | 標準的な女性の声、落ち着きがある | 一般的なブログ、解説、ニュース |
Otoya | 標準的な男性の声、真面目 | ビジネス、手順書、堅めの内容 |
ボイス切り替え用コマンド(コピペ用)
Bash
# Kyoko(万能・読み聞かせ)
say -v Kyoko -f ~/Downloads/script.txt -o ~/Downloads/narration.aiff
# Otoya(ビジネス・信頼感)
say -v Otoya -f ~/Downloads/script.txt -o ~/Downloads/narration.aiff
まとめ
生成:Mac標準(say)で爆速作成
変換:m4a形式ならどこでも使える
音質:Resolveで「温かみ」と「聴きやすさ」を足す
修正:変な読み方は「ひらがな」で強制矯正
このルーティンを作ってから、ブログの音声対応が「面倒な作業」から「楽しい仕上げ作業」に変わりました。ぜひ試してみてください。






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